※施工業者により、下記各項目名の呼称が違う事があります。

1.仮設工事
仮設工事は建物を作るために仮の設備や足場や清掃などの工事です。
ですから完成したときには残ってないものです。
仮設工事の金額は建設会社(施工業者)によって開きがあるところです。
各項目に落ちがないか、工事単価にしんぴょう性があるかを
チエックすることが大事です。

1.地縄張り
(じなわばり)
まず、最初の作業です。・・・建物の位置を決める作業です。
敷地に建物の外郭線を描きます。作業内容が判ると
使われている言葉に合点がいくでしょう。
2.水盛り遣り方
(みずもりやりかた)
耳慣れない言葉ではないでしょうか。
建物が出来上がったときの地盤を想定して、
基準の高さを決める作業です。
まだ敷地に何も見えないときに棟梁 (大工さん)と
頭 (基礎工事をする人)が木の杭と板を使って行う作業です。
簡単にいいますと敷地の上に水平な面(見えませんが)
を作る作業です。
一般的には1と2はいっしょにして遣り方と表記しています。
建物の1階の面積とテラスなどの面積の合計で表し、
uあたりの金額となります。
3.外部足場外壁の工事を行うときに使う足場です。
4.内部足場 部屋の天井を張るときの作業台です。
一般の天井高の場合は表記しない
場合があります。床面積で表します。
5.仮設水道・電気費 工事中に使用する水道代や電気代のことです。
立て替え時などでは建築主が支給することもあります。
一般には一式で表しますが時には
工事期間の月数で表します。
6.仮設トイレ費工事中に使う文字どうりの仮設トイレです。
7.養生費
(ようじょうひ)
工事中に既に作った部分を損傷しないように
保護するための費用です。
柱や床などにシートを貼って保護する作業です。
延べ床面積で表しています。
一般に養生工事がまんべんなく丁寧に
行われている現場ほど仕上りが良いようです。
8.清掃・片付け費 工事中の清掃や、残材の処分費です。
このごろ廃棄物処理法の関係で
残材の処分には特に神経を使っているようです。
大工さんの見積ではこの項目がない場合が多いが、
大工さん自身が清掃したり
各工事担当者が行うことを前提に
項目を削除しているようです。
9.クリーニング 完成引渡し前に行う清掃のことです。
延べ床面積で表します。


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