3.木工事 大工さんが行う工事です。 以前は大工が建築工事をとりまとめ(請け負う)ていたので、 大工の親方を棟梁と呼んでいました。 住宅設備が増え、建物が複雑になった関係で 今では棟梁と呼ばれる立場の人が少なくなりました。 | ![]() |
上棟(棟上)
補足材○○住宅工事の一大イベントです。 頭 (かしら) を始め各下職が総がかりで、土台・柱・梁・小屋束・母屋・棟木と 立ち上げていきます。1・2日で形が出来上がるので、 建築主にはドラマチックな情景です。 棟上式 棟上後、無事に出来た事に感謝をこめて、施主 (建築主) 家族の隆盛を祈願します。 見積書では木材・構造材○○ ![]() ![]() 造作材○○ ![]() 銘木○○ 1本 △△ 1本 大工手間○○u 大工手元○○u(大工手間の1割程度) 釘・金物○○s レッカー代 一式 (基礎工事に含める事もあります) 等あります。
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建築用語 棟梁・・・大工職の親方 (以前は住宅建築をすべて請け負っていた、いわば社長) 下職・・・大工職以外の各工事に携わる人 (「棟梁時代」の名残) 頭(かしら)・・・基礎工事や足場の工事及び上棟時に中心的な役割をする人、鳶(とび)とも言う 土台・・・基礎の上に敷く木材で柱の下部にあり柱を支える 小屋束(こやつか)・・・梁に垂直にたち母屋を支える木材 母屋・・・たる木を支える木材 910mm間隔 たる木・・・屋根下地材を支える木材 455mm間隔程度 棟(木)・・・母屋と同じ働きをするが、屋根の頂部にあたるものを特別に棟木と呼ぶ 木拾い(調書)・・・使用木材を部位ごとに詳しく表したもの、ものを拾うように計上するのでこの名前になった? 請け負う・・・建築主より建築工事を依頼されること レッカー・・・起重機(上棟時に木材の吊り上げに使う) |