4.屋根・板金工事

「屋根工事」は想像つきますが、板金となるとどこの工事かわからない方が多いと思います。
「板金工事」とは、金属板を扱う工事の事です。左官工事と同じように、手仕事の部分が多く、
作業は見ていて楽しいものです。
屋根はご存知の通り、「風・雨・雪等」から住まいを守るものですが、
建物の外観を決定する要素でもある為、形態及び材質が豊富です。
その為、
屋根材を選ぶ時は耐久性や景観状の調和など、慎重な検討が必要です。


 屋根材の見積は、下地とともに屋根の勾配に合わせた面積で表します。
 
    
勾配の大きい屋根は同じ平面形でも、面積が大きくなります。
5/10を超える勾配となると、さらに「屋根足場」が必要になり、その分直接的に工事費の割高に
つながります。又、切妻屋根より→寄席棟屋根→入母屋屋根の方が割高(10%)となります。
屋根材は豊富にありますから、必ずサンプル等で確認する事が大切です。
例えば和瓦の藤岡特一などが上げられるでしょう。
  
屋根材には役物(やくもの)と呼ばれるものがあります。業者により一般の部分と含めた数値で
表現する事がありますが、一般的には役物を別に計上した方が親切な見積りと言えるでしょう。


板金工事には、金属屋根及び庇(ひさし)・水切り・樋(とい)等が該当します。
  ・庇は大きさ別に個所数で表します。
  ・水切りは種類別に述べ長さで表します。
  ・樋は寸法別に述べ長さで表します。
  ・役物は個所で表します。
役物の形状がいろいろありますので詳細に説明を受けて下さい。
意外とあいまいにしている事が多いようです。
正確に答えられる業者は丁寧な見積りをしています。


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