8.木製建具工事
 
室内の建具工事です。
ドア・引き戸・襖戸・障子戸などが該当致します。
昔からの方法の場合は、
建具職人が木工事(大工工事)の終了した現場で
建具製作寸法を測り、木工所で製作しました。
いわゆる一品生産でした。
 
最近では、木製建具も既製品が発売されるようになり、
和室以外の建具は既製品が使われる事が多くなりました
 
  見積書では、製作建具の場合、
  建具の種類により「個所」で表示します。
  金物やガラスを一式として表示する事が多いようです。
  また、「取り付け費」も一式で表します。
   一箇所づつ、形式・材質・金物・ガラスを表示し、
   取り付け費と運搬費を一式として計上する方法が
   親切な見積りといえるでしょう。

既製建具の場合も、建具の種類により「個所」で表します。
「取り付け費」はこの場合、大工さんが取り付けを行うので計上しません。
 
金属建具と同じようにカタログや展示場で確認する事が大切です。
材料や仕上げ状態や取っ手などの金物の感触や材質などは、特に注意が必要です。
金属建具工事と同様に見積書と図面との照合が大切です。
 
見積書と図面の照合は簡単に出来ますので、確認をし、くい違いや思い違いが
ないようにして下さい。
この照合が、スムーズにいかないような業者の場合は、内容の再度の確認と
調査が必要と思われます。
 

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