第1章) 敷地に立って考える:どんな住まいが展開できるか? 
周辺環境を知る・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
風の向き、日差し、日影、木立、敷地の形・傾斜
隣家の様子、周辺の高い建物、隣接道路の状況など
 
周辺環境を探る (1)・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
使えそうなものがないか?
隣家の樹木や建物の隙間などオープンスペースで
生活に取り込めそうなものを捜す。
眺望・山並みや緑地などの見える位置を捜す。
 
周辺環境を探る (2)・・・・・・・・・・・・
 
 
 
困りそうなものはないか?
騒音、匂い、大きい樹木、日影、隣家の目線など
生活する上で困るものを捜す。
 


2階又は3階の高さでの環境を知る・・
 
 
 
高さが変わると眺望をはじめ隣家との関係も変わる。
状況によっては2階に生活の中心(居間)を
持ってくる事も必要となる。
 
周辺の建物を考慮に入れる・・・・・・・
 
 
 
 
建築は環境をつくる要素、だから周辺環境を
豊かにするように計画する。
屋根の形、外壁の色・質感などを対比させるか?
融合させるか?
 
周辺環境の変化を予測する・・・・・・・
 
 
 
 
周辺の建物に合わせて作ったが隣家にマンションが
建ってしまったなどよくある話。予測は難しいが街の
様子や、隣家の建設年代、都市計画、川、神社、
公共施設など変わらないものと変わるものの予測をする。
 
他人が記憶する家にする・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
ある街を歩いていてちょっと気になる家があった。
良い印象を与える家をつくる。
道路が北側にある家などは北立面や道路との隙間を
注意深く設計する。
道路の行き止まりにある家は目立つ、
見られることを意識して設計する。
 
風景をつくる家にする・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
周辺との関係を注意深く探って設計することは
街並みを考えることになる。
だから新しい家が出来たらもっと良い風景になるように
設計する。
 
次回は、 第2章 「平面図は、暮らしの写しえ」 と題しまして掲載予定です。
このコーナーは、約10〜12章程度の構成で作成致します。
第2章の掲載は、2001年1月下旬頃を予定しております。         こうご期待!!

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