住まいの定期点検「ハウスドッグ」
 
住まいを建てる時は、設計者・施工者との十分な意見の交換をして、
いろいろな情報を得て整理をし、また、
使い勝手の良い間取り等、「納得のいく設計」、「施工をする為」に努力を致します。
 
ところが、地鎮祭→棟上式→完成→引越し等、住み始めて
「1年が経ち」「2年が経ち」していく内に、
目立った雨漏り等、とくに支障が見当たらない限り、
 建物がその後の、「10年20年と良好な住居環境」を
維持していく為の状態に、無関心な状態になりがちです。
 
そこで、良好な状態に維持していく為に、
外壁・基礎廻りの点検する事をお勧めします。

では、どのような方法が考えられるのでしょうか。
 
ひとつは、専門業者に依頼して点検・補修をする事があげられます。
 
しかし、その前に自分自身で、どのような位置が補修・点検の対象となるのか
十分把握する為に、定期的に点検する事をお勧め致します。
 
ところが、補修位置がどのように変化し、どの状態の時に補修をする必要があるのか
経験がない場合は、なかなか難しいと思います。
 
例えば、月に1度か2度、ブラシとバケツを持ち、
外部のサッシュ掃除をする事で、
最初はただ漠然と掃除しているだけでしょうが、
だんだんと外壁の亀裂の位置や大きさ、
クモの巣・シロアリの涌いる所・蜂の巣を作る所など、
建物全体の生活環境を知ることが出来てきます。
 
そうなれば、気になる所等のチェックをした折に、
亀裂が大きくなったりしていないか等で、
自分の判断が、補修時期と思った時、業者に相談してみる事により、
自分と業者の考えの相違点を知り、より納得のいく方法で自分の住居環境を整え、
維持していく事が出来るようになっていくことでしょう。
 
また、ジョレン・三角ホーで地ならしや草刈をしてみると
雨水の流れの方向を知ることができます。
 
住宅の基礎廻りに、水溜りができないように、水の流れを考えて、
植木・敷石等の配置を換えてみる事も必要だと思います。
ただ、ジョレン等で地ならしをするには、ちょっとしたコツと慣れが必要です。
 
また、敷地内に風によるゴミ等の溜まりの場所が解かり、
自分なりの対処方法を考えてみる事も出来ます。
 
このように、専門的な知識がなくても、自分にあった方法で点検をしていく事が、
大切な住まいの環境を維持していく事につながっていくでしょう。
 
また「建築情報館」では、皆様より広く「私のハウスドッグ」と題して
身近な点検の情報がございましたら是非お知らせ頂ければ幸いと思います。
 
mail: info@e-tatemono.net までご連絡下さい。
 
内容により「建築情報館」に掲載させて頂いた場合には、
素敵な商品をもれなくお送りさせて頂きます。
情報を提供の場合は、必ずご連絡先をお忘れなくご記入下さい。

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